1913年にマサチューセッツ州で、ウィリアム・スタンレーJr.が真空断熱技術とスチールの頑強さを融合し、発明した一本のボトルは、これまでの「温かい飲み物の楽しみ方」を一変した、今も世界中で愛されている、真空スチールボトルの原型です。 ABOUT STANLEY
スチールボトル、マグボトル、クエンチャー(ストロー付きタンブラー)等、多様な商品が世界中で販売され、日本でも多くのアウトドアショップ、量販店、オンラインストアなどで販売されています。 ショップリスト
STANLEY公式オンラインストア ←運営はドウシシャ
数ある人気商品の一つのステンレス製トラベルマグの2製品で、昨年末に米国内で260万個の大規模リコールが行われていました。
2016年6月から2024年12月に製造(スタンレー製品はほぼすべて中国で製造)された、スイッチバックとトリガーアクションがリコール対象です。
中身が漏れるのではなく蓋が外れてしまう可能性があり、世界中から38件の火傷を負ったという報告が寄せられたそうです。
米国での公表から2ヶ月以上経って、日本でもリコール情報がリリースされました。
日本国内で販売された製品は、合計184,054個で全世界のリコール対象(約260万個)の7%を占めています。
リコールは交換や返金ではなく、上記リコール情報が掲載されたサイトから製品識別番号や製品を撮影した画像を送信し、蓋のみを受け取って自分で交換(もとの蓋は廃棄)する方法で行われています。
リコールについて、36カ国向けの案内がアップロードされていますが、なぜか製造国の中国は含まれていません。(上記リコール情報が掲載されたサイトは、中国語にも対応しています。)
3月8日から15日にかけて、販売店からリコール情報が提供され始めています。
火傷を負う可能性がある事案ですが、今のところ報道はされておらず、消費者庁、経済産業省のサイトに情報が掲載されているだけです。
販売代理店で2022年から公式オンラインストアを運営しているドウシシャからも、商品に関する重要なお知らせ等での情報提供は見られません。
なお、スタンレー製品のほとんどには、LIFETIME WARRANTY(生涯保証)が付いていますので、リコールの有無にかかわらず製品の製造に責任があると認められた不具合には対応してもらえるようです。