年始の開庁日である昨日、新宿区、品川区で相次いで住民基本台帳システム(新宿区では住民記録システム)に障害が発生し、住民票の変更、引っ越しの手続き、印鑑登録等ができなくなりました。
品川区や新宿区で住基システムに障害 引っ越し手続きできず
いずれも本日午前中に復旧しています。
住民基本台帳システム、住民記録システムのほか、住民情報システムとも呼ばれているシステムは、自治体情報システムの重要なサブシステムです。
自治体情報システムは、2025年度中に標準化・共通化することを目標としています。
しかし、既存のシステムからの移行は容易ではなく、全国自治体の1割が間に合わないと見込まれています。
住民情報システムの仕様統一 自治体の約1割“間に合わない” | NHK | デジタル庁
新宿区の場合は、2023年の夏に、標準化に向けたプロポーザルを募り、富士通が受託しています。
そして、昨日から新システムに移行したようです。
品川区の場合も同様に標準化が進められていて、やはり昨日、今回のトラブル部分が新システムに移行したようです。
こちらも、富士通でした。
品川区と新宿区で一時システム障害、年末年始に標準準拠システムに移行作業 | 日経クロステック(xTECH)