今週に入り、本ブログへの投稿が滞っていますが、メインのPCでちょっと呆然としてしまうほどのマシントラブルに遭い、その対応に四苦八苦していました。簡単に経過を記しておきます。
■1年前の予兆
突然壊れたわけではなく、PCを利用中に急にブルースクリーンが表示されて強制再起動ということが何度かあり、イベントログをチェックするとSSDの読み取りエラーとともに発生していることがわかりました。
このときは、チェックディスクを行ってエラー箇所の修復ができ、トラブルもおさまりました。ただ今後悪化することもあるかもしれないと、代わりのSSDを準備しておきました。
今年の春あたりと思っていましたが、購入記録を確認したところちょうど1年前の11月に、SSDとSSDケースを購入していました。
PCはその後、問題なく使えていましたので、9千円ほど無駄にしたかと思いつつ放置していました。
今から思えば、このあとの11ヶ月の間にSSDを交換していれば傷は浅かったのです。
■ひと月前の警告
10月半ばから、やはりPCを利用中に急にブルースクリーンが表示されて強制再起動に至ることが何度もありました。今回はイベントログをチェックしても突然再起動されたことがわかるだけで、原因不明の状態でした。
トラブルが発生し始めた日を確認したところ、10月のWindows Updateの直後からということがわかり、Windows Update前の状態に戻して様子を見ることにしました。
さらに強制再起動された時刻を見ると、Windowsの起動ドライブのバックアップを毎日取得している時刻の直後だったため、少し前に更新したような気がするバックアップのソフトに問題があるかもと考えて、バックアップも止めてみることにしました。
それからも、同じトラブルが2、3度発生していたのですが、次のWindows Updateで解決する問題の可能性もあると考えてしまい、なぜかSSDの問題と考えるには至りませんでした。
このとき既に、SSDを交換してバックアップからの復旧は困難になっているとも知らず...
■3日前の告知
今月10日の夜から、またブルースクリーンが表示されて強制再起動の症状が頻発しだしました。今回はイベントログに、SSDが接続されているインタフェースであるPCI Expressのエラーが大量に記録されていました!
これはヤバいことになったかもと思いましたが、再起動後は数時間から半日程度、何事もなく利用できたため、次の週末あたりに対応しようと考えていました。
すぐに対応していても、結果は同じだったのですが。
■そして虫の息に
13日の朝、またブルースクリーンからの再起動。この日は数十分、数分、と間隔がどんどん短くなり、まともに利用できない状態に陥りました。
1年前と同じく、チェックディスクをしてエラー箇所の修復を行おうとしましたが、エラー箇所と入れ替えて修復するための、SSDの予備の領域が使い尽くされていることがわかりました。SSDの寿命がきていたのです。
6年間、毎日酷使してきましたので、まあよく頑張ってくれたと思います。
■交換して復旧‥ならず
1年前に買っておいたSSDを接続して、まずはデュプリケート(複製)を試みましたが、読み取りエラーが発生している箇所が相当あるためどうやっても複製できず、諦めました。
次の手として、少し古い状態になりますが、10月初めに取得できていたバックアップからの復旧を試みました。しかし、エラー箇所を不完全な状態でバックアップしていて正常に読めないことがわかりました。残念なことに、それ以前のバックアップは保存期間を1ヶ月と設定していたため消失していて、この手も諦めました。
他にも手を尽くしてみましたが、結局工場出荷時の状態に復旧するしかないことが明らかになり、泣く泣く戻す決断をしました。
■初期設定までの長い道のり
PCには工場出荷時にリカバリー用のプログラムが保存されているのですが、通常はWindowsを起動しているドライブの中に、別ドライブを作成して保存されています。
この領域は壊れていないのですが、リカバリー先として元のドライブに戻すことしか想定されていません。今回は元のドライブとなるSSDが壊れているため戻すことはできません。
代わりにリカバリー用のDVD(5枚!)を作成し、新しいSSDに戻すことにしました。DVD作成に2時間以上、DVDから新しいSSDへのコピーに1時間半ほどかかりました。
DVDから新しいSSDにコピーを終え、Windows を含むプログラムのインストールが始まりましたが、途中でエラーが発生して終了してしまいました。もう一度やってみましたが同じ結果です。
原因は、古いSSDを接続したままにしていたため、戻し先のWindowsのフォルダーが複数あったことにありました。古いSSDを外してまた1時間半かけてコピーして、ようやく工場出荷時に戻りました。
6年前。そうです。Windows10です。最新のWindows Updateを適用し終えるまで、しこたま(←死語だそうです)時間がかかりました。
■クラウド環境に感謝
かつてのローカル環境のPCでは、ここから大量にソフトの導入設定作業が必要になるのですが、幸いなことにGoogleやMicrosoftをはじめ、日々の作業に必要なソフトやファイルはほとんどクラウド上にあります。このブログの管理システムやファイルもその一つです。
プリンターやドキュメントスキャナー等、ローカル接続している機器のドライバーや、セキュリティ関連のソフト、デスクトップで利用している付箋や画像編集等のいくつかのソフトを導入し終えて、数時間ほどで作業環境は整いました。
昨夜、Windows UpdateでのWindows11の配信(2023年版ですが)を受けることができ、見た目もトラブル前と変わらない状態に整いました。
クラウド中心の作業環境にしていて大正解でした!
クラウドにあるファイルのバックアップは、これまで気まぐれにしか取得していませんでしたが、定期的にしっかり保存していこうと考えています。あとはデスクトップ環境そのものをクラウドに移すことも考え中です。